

同時にやってきた、手痛い出費。初めて買ったエーデルワイスの60mロープ(10.2mm)がそろそろ3年経過。末端も数回切り短くなった。ぼちぼち買い替えも考えないとなと思っていた矢先、もしやそろそろハーネスもヤバイのではと思い、ハーネスを点検してみると思わぬ事態が発覚。レッグ側のタイインループの表皮が破れていた。
ここはいつもロープを結ぶ箇所。破れているループの部分も劣化でクニャクニャ。発見した時には、「まさか」と思っていた自分の管理の不行き届きに愕然。「まだ大丈夫だろう」という勝手な思い込みでハーネスの点検を怠り、そして初めて使い込んだハーネスという事もあって、劣化スピードの感覚が分からなかった。今回気づかなければ、暫くはこのままずっと使っていたはず。と同時に「実はまだ使えるんじゃないか?」とも考えたが、ダメージ発覚の気持ちの良くないハーネスを使い続ける気はやはり失せた。自分の命を預けるもの、もっとしっかり点検せねばと猛烈に反省。約週2ペースで使い続けて、寿命は約2年弱なんだなという事が分かったので、次はきちんと気にかけよう。

というわけで、約2年共に過ごしたペツルのハーネスは引退。とりあえず次の週末の為にも急いでハーネスをゲットしなければとひとまずお店に行ってみたら、次に使ってみたいなと思っていたアークテリクスのハーネスが置いてあった。しかもサイズはジャストサイズのXS。しかし、しかし、問題は価格。海外通販で買ったらもう少し安く手に入るのだけれども、次の週末には当然間に合わない。じゃあ、また同じくペツルのハーネスにするか?と思ったけれど、新しいカラーはピンク。ピンク・・・。私的にはキツイ。その他メーカーの選択肢は自分に合うフィット感の問題で考えられないので、そんな諸々の理由を考慮し、悩みに悩んだ末にアークテリクスのハーネスをご購入。本当はレッグループの調整機能が付属していないものがよかったのだけれど、そこは妥協。
早速岩場で使ってみた感想は、とても良い。他の一般的なハーネスとはまた違った作りで、とりあえず薄い。こんなに薄くて大丈夫かと心配になるが、フィット感はとても良い。ペツルのハーネスでも十分すごいと思ったが、特に違うなと思ったのは、フォール後、ロープを使って上に這い上がる動作がスムーズで楽になった。というあくまで個人的な感想。こだわりと更なる向上心、職人気質が感じられる一品。
ハーネスを思い切って新調した勢いに乗って、ロープも一新。長らくどこのロープにしようかと考えていたが、ハーネスを奮発したおかげで、こちらは迷いが定まり、まるべく低価格でコスパが良いものをと「テンドン」の「マスター60m(9.7mm)」にしてみた。やっと10mm台から卒業する喜び少し。
ブラシもボロボロになったのでこちらもお取替え。ホームセンターで売っているブラシにキリで穴を開け、悪くなって切ったクライミングロープの末端を解剖すると出て来るミニロープを通して結ぶ。ブラシがなんだか味気なく寂しかったので適当にセンスのない落書きで仕上げる。
そんな感じで、クライミングギアの劣化とお取替えがちょうどいろいろ重なった時期。出費は痛いけれども、自分の命を守るものなのであまりケチケチはしたくはない。と当時に、改めてクライミングギアは自分の命を預けているものなのだと再認識できてよかった。一新したギアでまたガシガシ登るぞ。
